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【開催報告】北山哲也先生 講習会 in 沖縄 ~立ち上がり動作とリーチ動作 上肢と下肢の関係性~
先日、2026年4月19日、沖縄リハビリステーションNOVA主催で沖縄リハビリテーションセンター病院をお借りし、森山脳神経センター病院の北山哲也先生をお招きした1日型の実技講習会を開催いたしました。テーマは「立ち上がり動作とリーチ動作〜上肢と下肢の関係性〜」

本講習会では、立ち上がりやリーチといった日常生活に直結する動作を題材に、上肢・体幹・下肢がどのように連動して働くのかを、実技を通して体感しながら学びを深めていきました。
前日:1日SVに入っていただきました!

講習会の前日には、実際のご利用者様のリハビリに一緒に入っていただき、臨床現場でのリーズニングやハンドリングについて直接ご指導いただきました。
生活期という環境の中でご利用者様の動きや生活背景をどのように捉え、どんな意味を持って関わっていくのかを言語化し、共有していくことの重要性を学ばせていただきました。
講義:立ち上がりとリーチにおける運動の構成要素

講習会当日は講義からスタート。
立ち上がり動作とリーチ動作において、
体幹・上肢・下肢がどのように協調し、動作を構成しているのかについて、分かりやすく解説していただきました。
単なる動作分析にとどまらず、
評価の背景にある意図や、そこからどのように介入へと展開していくのかといった、
臨床推論につながる重要な視点が多く共有されていました。
実技:身体で学ぶ評価から治療へ

実技では、まず自分たちの身体を通して、姿勢や手の触れ方によって身体にどのような変化が起こるのかを体感するところから始まりました。
触れられる位置や支え方が少し変わるだけで、姿勢の安定性や動きやすさが変化することを実際に感じながら、介入によって起こる身体の反応を確認していきました。
その後、立ち上がりやリーチ動作に関わる筋活動や関節運動を触診しながら、骨盤・体幹・肩甲帯・上肢・下肢の連動を確認し、上肢の使い方や体幹の安定性が動作全体に与える変化を実践しました。
ケーススタディ:動きの変化を通して学ぶ臨床推論

ケーススタディでは、実際に利用者様にご協力していただき、動作に対して
・介入により動きがどのように変化するか
・あえて介入を外すことで問題点を明確にする
といったプロセスを通して、動作の要因を丁寧に分析していきました。
介入では、上肢だけでなく体幹・骨盤・下肢から整えることの重要性が示され、
身体の土台が変わることで、立ち上がりやリーチ動作がどのように変化していくのかを実演していただきました。
その上で、個々の問題に応じた介入を積み重ね、
立ち上がりやリーチ動作の改善へとつなげていく過程が示されました。
介入前後での動作の変化は非常に印象的で、
目の前で動きが変わっていく瞬間を共有できる、貴重な時間となりました。
ご協力いただいたご利用者様へ、心より感謝申し上げます。
懇親会を通して広がる学び

講習会後には懇親会も開催され医師の先生も参加し、沖縄の未来に向けて情報交換や意見交換が活発に行われました。
職種や経験年数を越えて学び合う中で、
「寄り添うだけでなく、人と向き合う姿勢の大切さ」についても共有され、臨床への向き合い方を改めて考える貴重な時間となりました。
沖縄で“学び続けられる環境”をこれからも
今回の講習会を通じて改めて感じたのは、
「対象者の生活に本当に役立つリハビリとは何か」を問い続けることの大切さです。
沖縄リハビリステーションNOVAでは、
今後もこのような学びの場を継続的に提供し続けていけるよう取り組みながら、
地域に根ざした質の高い自費リハビリの提供と、学び続ける療法士の育成を大切にしてまいります。
おわりに
ご参加くださった受講生の皆様、
また、2日間にわたり熱い臨床と講義を届けてくださった
森山脳神経センター病院の北山哲也先生に、心より感謝申し上げます。
さらに、本講習会の開催にあたり、会場をご提供いただくとともに、準備に多大なるご尽力を賜りました沖縄リハビリテーションセンター病院の鈴木先生、大嶺先生をはじめとする関係者の皆様に、深く御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
是非、今後とも宜しくお願い申し上げます。
