鈴木里志 先生

沖縄リハビリテーションセンター病院
リハビリテーション部 副部長 
作業療法士 鈴木里志

当院では、脳卒中リハビリテーションの治療技術向上を目的として、計4回にわたるハンドリング技術講習を実施いたしました。

講師には、リハビリステーションNOVAの作業療法士である波平様、上原様のお二方をお招きしました。お二人は脳卒中リハビリテーションを中心に研鑽を積まれており、豊富な臨床経験に基づいた熱心なご指導をいただきました。

NOVAの講習の特長は、単に「触り方」を教えるのではなく、臨床推論を通して「どう触るか」「なぜ触るか」を学ぶ点にあります。 患者さんの姿勢や動きを丁寧に観察し、その反応に応じて関わりを変えていくこと。すなわち、ハンドリングを「患者さんとの対話の手段」として捉える視点を、一貫して示してくださいました。

その結果、職員間での共通理解が深まり、日常臨床の中で患者さんの反応を引き出せたり、動作の変化を実感できたりする場面が増えています。講習後には参加者同士、技術共有や意見交換も活発になり、自然発生的な勉強会が開催されるなど、専門職としての高い士気と研鑽意欲が持続しています。こうした活発な学びの循環は、知識の深化に留まらず、対象者の微細な変化を捉える「セラピストとしての感性」を磨くことにも繋がっています。

NOVAの講習は、技術を教える研修ではなく、臨床推論を軸に、ハンドリングを通して患者と対話する力を育てる教育支援です。脳卒中リハビリテーションの質向上を目指す病院・施設にとって、安心して依頼・紹介できる研修だと感じました。

クライエントの回復への希望をあきらめず、日々の臨床に向き合いたいすべての方におすすめします。

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