脳卒中後に「足や手がむくむ(浮腫)」原因とは?自宅でできるマッサージ・予防法を専門家が解説

目次

はじめに

「脳卒中になってから、麻痺している足がパンパンに腫れるようになった…」

「夕方になると靴がきつく感じる。」

「麻痺した手がずっと浮腫んでいる」

このような悩みを抱えている方は少なくありません。

脳卒中後は、手や足に「むくみ」が起こることがあります。特に麻痺している側に現れやすく、「時間が経てば治るだろう」と様子を見てしまう方も多い症状です。

しかし、むくみは単なる水分の問題だけではありません。

体を動かす量が減ったことや、姿勢の崩れ、歩く機会の減少など、さまざまな原因が重なって起こることがあります。そのため、マッサージだけを続けても十分な改善につながらないケースもあります。

反対に、むくみの原因を理解し、自分に合った対策を行うことで、手足が動かしやすくなったり、歩きやすさが改善したりすることも少なくありません。

この記事では、

  • 脳卒中後にむくみが起こる原因
  • 放置するリスク
  • 自宅でできる改善方法
  • リハビリで大切な考え方

について、専門家の視点から分かりやすく解説します。

脳卒中後の手や足がむくみ(浮腫)とは?

脳卒中になると、麻痺によって手や足を動かす機会が少なくなります。

実は、私たちの体には、筋肉を動かすことで血液や体の水分を心臓へ戻す仕組みがあります。

歩いたり、手を動かしたりするたびに筋肉が収縮し、ポンプのような役割を果たしているのです。

ところが、麻痺によって筋肉を動かす量が減ると、この働きが弱くなります。

その結果、水分が手や足にたまりやすくなり、むくみとして現れます。

特に、

  • 長時間座っている
  • 車椅子で過ごす時間が長い
  • あまり歩かない

このような生活が続くと、足のむくみはさらに起こりやすくなります。

また、手は普段から下に下がっている時間が長くなるため、重力の影響で水分がたまりやすくなることもあります。

つまり、脳卒中後のむくみは「動きが少なくなった結果」と考えると理解しやすいでしょう。

🖐️手のむくみ

麻痺した手は、自分で持ち上げたり動かしたりする機会が少なくなります。

さらに、肩の筋肉が弱くなることで腕全体が下がりやすくなり、手の方へ水分が集まりやすくなります。

また、手を握ったまま過ごす時間が長い方も少なくありません。

手を閉じた状態が続くと、血液や体液の流れが悪くなり、むくみにつながることがあります。

🦵足のむくみ

足は歩く量が減ることが最も大きな原因です。

本来、歩くたびにふくらはぎの筋肉が働き、血液を心臓へ押し戻しています。

しかし、歩く時間が短くなると、その働きが弱くなります。

さらに、

  • 椅子に座る時間が長い
  • ベッドで過ごす時間が増えた
  • 足首が動きにくい

このような状態が重なることで、足に水分がたまりやすくなります。

そのため、「むくみを改善したい」と考えたときは、手と足で対策を少し変えることも大切です。

脳卒中後のむくみの主な原因

むくみの原因は一つとは限りません。

脳卒中後のむくみについては、これまでさまざまな研究が行われています。

過去の研究をまとめて検討した報告では、脳卒中後の手のむくみは、単純に「手や足を動かしていないから起こる」とは限らず、複数の原因が関係している可能性が示されています。

ここでは代表的な原因を紹介します。

参考文献:Geurts AC, et al. Scand J Rehabil Med. 2000;32(1):4-10.

*英語論文ですが、Google翻訳などを使うことで日本語でもご確認いただけます。

原因① 筋肉を動かす量が減る

もっとも多い原因が、筋肉を使う機会が減ることです。

筋肉は、血液や体液を押し戻すポンプのような役割をしています。

歩いたり立ったりする時間が減ると、このポンプの働きが弱くなり、水分が手足にたまりやすくなります。

退院直後だけではなく、発症から数年経った方でも活動量が少ないとむくみが起こることがあります。

原因② 長時間同じ姿勢で過ごしている

座りっぱなしや寝たままの時間が長いと、重力の影響で水分が手足へ集まります。

テレビを見ている時間や、車椅子で過ごす時間が長い方では、夕方になるにつれてむくみが強くなることも珍しくありません。

同じ姿勢を続けるだけでも、血液や体液は流れにくくなります。

そのため、1時間に一度でも姿勢を変えることが大切です。

原因③ 麻痺した手足を使う機会が少ない

「動かないから使わない。」

この状態が続くと、さらにむくみやすくなる悪循環が生まれます。

例えば、

  • 麻痺した手を膝の上に置いたまま
  • 麻痺した足に体重をかけない
  • 良い方の手足(非麻痺側)ばかり使う

こうした生活が続くと、手足を動かす機会はさらに減ってしまいます。

脳卒中後のリハビリでは、「麻痺した手足を生活の中で少しでも使うこと」が重視される理由の一つでもあります。

原因④ 肩や姿勢の崩れ

手のむくみは、肩の位置や姿勢とも深く関係しています。

肩が下がったまま生活すると、腕全体がぶら下がる状態になり、重力によって手に水分が集まりやすくなります。

猫背や体が傾いた姿勢も、血液や体液の流れを妨げる原因になります。

そのため、むくみだけを見るのではなく、座る姿勢や立つ姿勢を見直すことも重要です。

原因⑤ 心臓や腎臓の病気

心臓(心不全)や腎臓(慢性腎臓病)の働きが低下すると、体内の水分をうまく循環・排出できなくなり、全身にむくみが現れます。

特に、

  • 両手・両足がむくむ
  • 足のむくみも強い
  • 息切れや体重増加がある

といった症状がある場合は、心不全や腎機能の低下などが原因となっている可能性があります。

原因⑥深部静脈血栓症(DVT)

深部静脈血栓症とは、静脈の中に血の塊(血栓)ができる病気です。

血栓によって血液の流れが悪くなると、手や腕、足が急に腫れたり、痛みや熱感が出たりすることがあります。

特に、

  • 急に片側だけ腫れた
  • 赤みや熱感がある
  • 強い痛みを伴う

場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

原因⑦肩手症候群(CRPS)

浮腫が長く続くと、肩や手に強い痛みや熱感、手のこわばりを伴う肩手症候群(CRPS)へ進行することがあります。

「ただのむくみ」と考えず、早めに評価・対応することが重要です。

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むくみを放置するとどうなる?

「痛くないからそのままでいいかな。」

「腫れているだけだから様子を見よう。」

このように考えてしまう方も多いですが、むくみを放置すると日常生活にさまざまな影響が出ることがあります。

もちろん、すべてのむくみが重い病気につながるわけではありません。しかし、長く続くむくみは体からのサインである可能性があります。

そのため、「少し腫れているだけ」と軽く考えず、原因を知り、早めに対策することが大切です。

日常生活で困りやすくなること

むくみが強くなると、まず感じやすいのが「動かしにくさ」です。

例えば、手がむくむと指を曲げたり開いたりしにくくなります。

コップを持つ、ボタンを留める、箸を持つといった動作も、普段より難しく感じることがあるでしょう。

足にむくみがある場合は、靴がきつく感じたり、歩いたときに足が重く感じたりします。

また、足首の動きが悪くなることで、つまずきやすくなることもあります。

脳卒中後はもともと動きにくさがあるため、むくみが加わることでさらに生活しづらくなってしまいます。

むくみが続くことで起こる悪循環

むくみは、「動きにくいから動かない」「動かないからさらにむくむ」という悪循環を引き起こします。

たとえば、足が重く感じると歩く距離が短くなります。

歩く量が減ると筋肉を使う機会も少なくなり、血液や体液の流れがさらに悪くなります。

その結果、むくみが強くなり、さらに歩きたくなくなるという流れです。

手も同じです。

手が腫れて動かしにくくなると、麻痺している手を使う機会が減ります。

すると筋肉が働かなくなり、さらにむくみやすくなることがあります。

この悪循環を断ち切るためには、「少しでも体を動かすこと」がとても重要です。

あなたは大丈夫?むくみセルフチェック

「これはむくみなのかな?」

そう思ったときは、まず自分の状態を確認してみましょう。

次のような症状がある場合は、むくみが起きている可能性があります。

  • 朝より夕方になると手や足が腫れる
  • 靴や靴下がきつく感じる
  • 指が曲げにくい
  • 指で押すとへこんだ跡が残る
  • 麻痺している側だけ腫れている
  • 手や足が重く感じる

一つだけでは判断できませんが、複数当てはまる場合は注意が必要です。

また、毎日同じ時間に手や足の様子を見る習慣をつけると、変化に気付きやすくなります。

家族がいる場合は、「今日は少し腫れているね」と声を掛け合うことも大切です。

自宅でできるむくみ改善方法

むくみを改善するために、特別な道具が必要なわけではありません。

毎日の生活の中で少し工夫するだけでも、改善が期待できることがあります。

方法① 手や足を心臓より少し高くする

最も簡単にできる方法の一つです。

座っているときは足台を使ったり、寝るときはクッションを利用したりして、手や足を少し高くすると水分が戻りやすくなります。

高くしすぎる必要はありません。

無理のない高さで10〜20分程度行うだけでも効果が期待できます。

方法② 優しくマッサージする

マッサージを行う場合は、強く押す必要はありません。

皮膚をなでるような優しい力で、指先から腕へ、足先から膝へ向かってゆっくり動かします。

力任せに揉むと痛みが出たり、皮膚を傷つけたりすることがあります。

「気持ちいい」と感じる程度の力で十分です。

もし痛みが強い場合は無理をせず、医療機関へ相談しましょう。

方法③ 足首や手首をゆっくり動かす

筋肉を動かすことは、むくみ改善にとても効果的です。

足首をゆっくり上下に動かす。

手首をゆっくり曲げ伸ばしする。

指を開いたり閉じたりする。

このような簡単な運動でも、血液や体液の流れを助けることができます。

テレビを見ながらでもできるため、毎日の習慣にしやすい方法です。

方法④ 長時間同じ姿勢を避ける

長時間座ったまま、寝たままの状態はむくみを悪化させます。

できれば30分から1時間に一度は姿勢を変えたり、少し立ち上がったりしましょう。

立つことが難しい場合でも、椅子に座り直すだけで体への負担は変わります。

「動ける範囲で少し動く。」

これを意識することが大切です。

方法⑤麻痺した手や足も生活の中で使う

麻痺しているからといって、まったく使わない生活はおすすめできません。

もちろん無理に動かす必要はありませんが、

食事のときにテーブルへ手を置く。

歩くときに麻痺した足へ少し体重を乗せる。

立ち上がるときに両足を使うよう意識する。

こうした積み重ねが、筋肉を働かせ、むくみ改善につながります。

むくみ予防のために今日からできる習慣

むくみは一度改善しても、生活習慣によって繰り返すことがあります。

そのため、毎日の過ごし方がとても重要です。

まず意識したいのは、「少しでも体を動かす時間を作ること」です。

まとまった運動をする必要はありません。

家の中を歩く。

椅子から立ち上がる。

足首を動かす。

このような小さな積み重ねが大きな違いになります。

また、水分を控えすぎるのも良くありません。

「むくむから水を飲まない」という方もいますが、水分不足になると血液の流れが悪くなり、かえって体に負担をかけることがあります。

適度な水分補給を心掛けることも大切です。

一般的には、1日を通してこまめに1.5〜2L程度の水分補給を目安にしましょう(食事に含まれる水分を除いた飲み物としては約1〜1.5L程度が目安)。ただし、心臓や腎臓の病気などで医師から水分制限を受けている方は、その指示を優先してください。

さらに、歩く姿勢や座る姿勢を見直すことも予防につながります。

体が傾いたまま座る習慣がある方は、クッションを使うなどして姿勢を整えるだけでも、体への負担を減らせます。

むくみは、一日で改善するものではありません。

毎日の小さな積み重ねが、手足の軽さや動きやすさにつながっていきます。

こんな症状がある場合は病院を受診しましょう

脳卒中後のむくみの多くは、活動量の低下や姿勢などが関係しています。

一方で、別の病気が隠れている可能性もあります。

次のような症状がある場合は、自己判断せずに医療機関へ相談してください。

1. 急激な変化がある

  • 急に手足が大きく腫れてきた
  • 昨日までは気にならなかったのに、今日になって突然腫れが目立つようになった

注意点: 急激な変化は、普段のむくみとは異なる重大な原因(深部静脈血栓症など)が考えられます。

2. 赤みや熱感(発熱)がある

  • 皮膚が赤くなっている
  • 触ると熱く感じる

注意点: 炎症や感染症(蜂窩織炎など)が起きている可能性があります。自己判断でマッサージなどを続けるのは避け、まず受診してください。

3. 強い痛みがある

  • ズキズキとした痛みが続く
  • 少し触れただけで痛む

注意点: 通常のむくみだけで強い痛みが続くことは多くありません。別の原因が隠れているおそれがあります。

4. 息苦しさや胸の痛みがある【緊急】

  • 息が苦しい・息切れがする
  • 胸が痛む
  • 急に呼吸がしづらくなった

注意点: むくみに加えてこれらの症状がある場合、心臓の病気や血栓が肺に詰まった可能性があり危険です。我慢せず、ただちに医療機関を受診(または救急要請)してください。

リハビリでむくみは改善する?

「マッサージだけで治りますか?」

当事者やご家族から、この質問をいただくことがあります。

もちろんマッサージによって、一時的に手足が軽く感じることはあります。

しかし、むくみの原因そのものを改善するには、それだけでは十分ではない場合も少なくありません。

姿勢が改善するとむくみも変わる

脳卒中後は、体が左右どちらかに傾いたり、猫背になったりすることがあります。

姿勢が崩れると、筋肉が十分に働きにくくなり、血液や体液の流れも悪くなります。

リハビリでは、まず座る姿勢や立つ姿勢を整えることを大切にしています。

姿勢が変わるだけでも、手足の負担が軽くなる方は少なくありません。

歩き方が変わると足のむくみが軽減しやすい

歩けているように見えても、麻痺した足を十分に使えていない方は多くいます。

良い方(非麻痺側)だけで歩いている状態では、麻痺した足の筋肉はあまり働きません。

リハビリでは、

「どれくらい歩くか」だけでなく、

「どう歩いているか」

を確認します。

歩き方が改善すると、足の筋肉がしっかり働き、むくみが軽くなることがあります。

麻痺した手を使う機会が増える

手のむくみは、使わないことによって悪化するケースもあります。

そのため、リハビリでは「できるだけ生活の中で手を使う方法」を一緒に考えていきます。

コップを支える。

タオルを押さえる。

机に手を置く。

小さな動きでも積み重ねることで、筋肉が働きやすくなります。

マッサージだけでは改善しない理由

むくみは結果であって、原因ではありません。

つまり、

姿勢が悪い。

歩き方が崩れている。

筋肉を使えていない。

こうした問題が残ったままでは、マッサージをしても再びむくんでしまう可能性があります。

だからこそ、体全体の使い方を見直すリハビリが重要になります。

ご家族ができるむくみ対策サポート

脳卒中後の回復には、ご本人だけでなくご家族の関わり方も大きく影響します。

毎日できるサポートは、決して難しいことではありません。ご家族だからこそできる2つのポイントをご紹介します。

1. むくみの変化に気づく

毎日接しているご家族だからこそ、日常の小さな変化にいち早く気づくことができます。

  • 「今日は少し腫れているね」 と声をかけてあげるだけでも十分です。
  • 早めに変化に気づくことが、異変や症状悪化の早期対応につながります。

2. 一緒に体を動かす

運動は「義務」になると続けにくいため、声の掛け方を少し工夫してみましょう。

  • ❌ 「運動しなさい」(負担に感じやすい)
  • ⭕ 「少し散歩しよう」「一緒に足を動かそう」(前向きに取り組みやすい)

ご家族が「一緒に取り組むパートナー」になることで、ご本人も運動を楽しく習慣にしやすくなります。

💡メッセージ

特別なことをしようと構える必要はありません。

「気づくこと」と「一緒にやること」。この小さな重ね合わせが、ご本人の回復を大きく後押しします。

脳卒中後のむくみに関する「よくある質問」

Q1. むくみは自然に治りますか?

A. 一時的に引くことはありますが、根本的な解決には活動量や姿勢の見直しが必要です。軽いむくみなら自然に改善することもあります。しかし、脳卒中後のむくみは「麻痺による筋肉の活動量低下」「姿勢の崩れ」「歩行量の減少」などが主な原因です。原因そのものが変わらなければ繰り返しやすいため、「夕方になると腫れる」「何ヶ月も続いている」という場合は、体の使い方や生活習慣を見直すことが大切です。

Q2. 毎日マッサージをしても大丈夫ですか?

A. やさしく行うなら問題ありませんが、マッサージだけに頼らないことが大切です。強い痛みや熱感がなければ、スキンケアを兼ねた優しいマッサージは有効です。ただし、強く揉んだり痛みを我慢して行う必要はありません。マッサージはあくまで補助的な手段です。根本的な改善のためには、適度に体を動かしたり、正しい姿勢を整えたりすることもセットで意識しましょう。

Q3. 温めるのと冷やすのはどちらがいいですか?

A. 基本は無理に冷やす必要はありませんが、赤み・熱感がある場合は自己判断を避けましょう。通常のむくみであれば、冷やす必要はありません。ただし、「赤く腫れている」「触ると熱い」「強い痛みがある」といった場合は、炎症や感染症などの可能性もあります。「むくみ=温めればOK」と決めつけず、異変を感じたら医療機関へご相談ください。

Q4. 弾性ストッキングは使った方がいいですか?

A. 症状によります。医師やリハビリスタッフに相談して選びましょう。
弾性ストッキングは、むくみの軽減に効果が期待できる場合がありますが、全員に必要なわけではありません。サイズや締め付け具合が合わないと、かえって皮膚トラブルや血流障害の原因になることがあります。また、深部静脈血栓症(DVT)が疑われる場合や、動脈の血流障害がある方などは注意が必要です。 使用を検討される際は、自己判断せず、医師やリハビリスタッフへご相談ください。

Q5. 脳卒中から数年経っていますが、改善できますか?

A. もちろん可能性はあります。あきらめる必要はありません!「もう何年も経っているから…」と諦める必要はありません。発症から時間が経っていても、歩き方や姿勢、日常の体の使い方を見直すことで、むくみが軽くなるケースは多くあります。実際に数年経過した方でも、リハビリや動作改善によって「足が軽くなった」と効果を実感される方はたくさんいらっしゃいます。

💡 ご不安な点やご質問がある方へ

むくみの原因や改善方法は、お一人おひとりの身体の状態によって異なります。気になる症状があれば、いつでも主治医やリハビリスタッフにお気軽にご相談ください。

まとめ

脳卒中後の手足のむくみは、多くの方が経験する症状の一つです。

「年齢のせいだから仕方ない。」

「麻痺があるから治らない。」

そのように諦めてしまう方もいますが、実際には日々の生活習慣や体の使い方が大きく関係しています。

むくみを改善するためには、マッサージだけに頼るのではなく、体を動かすこと、姿勢を整えること、麻痺した手足を少しずつ使うことが大切です。

また、急に強く腫れたり、赤く熱を持ったり、痛みを伴ったりする場合は、別の病気が隠れている可能性もあります。自己判断で様子を見るのではなく、早めに医療機関を受診しましょう。

そして、むくみは「結果」であり、「原因」ではありません。

なぜむくみが起きているのかを知り、その原因に合わせた対策を続けることが、改善への近道になります。

焦って一度に頑張る必要はありません。

毎日の生活の中で、少しずつ体を動かし、姿勢を意識し、小さな積み重ねを続けることが、これからの生活をより快適にする第一歩になります。

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