【はじめに】
「もう一度、仕事に戻りたい」「社会とつながっていたい」
脳卒中を経験されたご本人、そしてそのご家族から、こうした声をよく耳にします。
しかし、いざ復職を目指すとなると、
- 本当に働ける状態なのか?
- どこまでできるようになればいいのか?
- 復職は現実的なのか? といった不安に直面します。
このブログでは、復職に向けてどんな準備が必要なのか、どんなリハビリを受けると効果的か、 そして実際に復職を果たした事例も交えながら、現実的な一歩の踏み出し方をお伝えします。
【1】脳卒中後の復職、現実はどうなのか?

脳卒中後に職場復帰する人の割合は、症状の重さやサポート体制によって大きく異なります。
- 復職率は30~50%とも言われていますが、裏を返せば半数は職場に戻れていません。
- 「医療リハビリ」ではADL(日常生活動作)回復がゴールであり、仕事復帰まではサポートされないことが多いのです。
- 復職には、職場の理解・家族の支援・身体機能と認知機能の再建が必要不可欠です。
つまり「ただ動けるようになる」だけでなく、「仕事に戻れる能力」を回復する視点が求められます。
【2】復職に向けた“見逃されがちなリハビリの視点”
日常生活が送れるようになっても、仕事はまた別の難しさがあります。
- 長時間の立ちっぱなし・座りっぱなしに耐えられるか?
- 注意力・記憶力・判断力は業務に必要な水準か?
- 両手作業や高所作業が必要な職種もある
こうした業務ごとの要件を理解し、それに応じたリハビリを行わなければ、 “職場復帰できるレベル”には到達できません。
私たちNOVAでは、単なる運動能力だけでなく、
- 持久力(長時間動けるか)
- 認知・判断の正確性
- 多課題の切り替え(業務をこなす力) といった「働く力」に着目したリハビリを行っています。
【3】NOVAで行う「復職支援に特化したリハビリ」
沖縄リハビリステーションNOVAでは、復職を見据えたリハビリプログラムを個別に設計します。
- 目標設定:「あなたの仕事に戻るには何が必要か?」を一緒に具体化
- 実践トレーニング:事務職ならデスクワーク動作、接客業なら立ち仕事・歩行応対練習など
- 模擬環境:自宅と職場の違いを考慮し、実際に近い状況で動作練習
復職のゴールは「できるようになること」だけではありません。 「自信をもって仕事に向かえる状態」に導くことが重要なのです。
【4】利用者の声:医師として復職された事例

実際に、沖縄リハビリステーションNOVAでは脳卒中後に医師として復職を果たされた方がいらっしゃいます。
- 年齢・職業:40代男性、脳出血後の右半身麻痺
- 発症からの期間:入院を経て自費リハビリを開始
- 当初の状態:ADLは可能だが、屋外での杖歩行では歩容が乱れており、上肢はADLに参加できていない状態
- 対応内容:医師として必要な書字・診察姿勢・パソコン作業をシミュレーション
- 結果:1年後に医師として復職達成
「ただリハビリを受けるだけでなく、現場を想定した動作や対応の練習をしてもらえた。非常に実践的でした。」
このように、NOVAでは仕事そのものに向き合う支援を大切にしています。
(▶ 詳細はこちら:https://nova-okinawa.jp/?page_id=1054)
【5】復職に向けて、今すぐできる3つのステップ
1. 現在の身体・認知機能を評価してもらう
→「何ができて、何が難しいのか」を専門的に確認する
2. 希望職種に必要な能力を洗い出す
→ 仕事内容に応じた“必要動作”を明確にする(例:会話、接客、重さの制限など)
3. 体験リハビリを受けて、現実的なステップを描く
→ 「復職できそうか? どれくらい時間がかかりそうか?」が見えてくる
【6】家族の関わりも、復職を左右するカギ
復職には、ご本人の頑張りだけでなく、周囲のサポートが欠かせません。
特にご家族の支援はとても重要です。
- 「あきらめない気持ち」を支える声かけ
- 自宅での練習や環境づくり
- 医療者・職場との連携役
NOVAでは、ご家族向けにも状態の説明や関わり方のアドバイスを行っています。
家族が正しい知識と関わり方を持てると、回復スピードやご本人の自信も大きく変わります。
【7】職場との“橋渡し”もリハビリの一部です

復職においては「どんな職場に戻るのか」も大切な視点です。
- 元の職場に戻れるのか?
- 仕事内容に変更はあるのか?
- 周囲の理解はあるのか?
必要に応じて、NOVAでは職場担当者への説明書面作成や、 ご本人と一緒に配慮事項を整理するサポートも行っています。
リハビリだけでなく、「現場とつながる支援」まで行うのが私たちの強みです。
【8】他施設との違い、なぜNOVAが選ばれるのか

- 90分の集中リハ:ただのストレッチやマッサージではなく、機能改善と応用訓練をセットで提供
- ボバース国際インストラクターの鮎川 将之先生が臨床顧問として関わり、スタッフは常に最新の知見を学び、現場での実践力を高め続けている
- 施設の環境が整っている:眺望の良い空間で、心も体も前向きになれる
NOVAは「病院でも訪問でもない、復職に本気で向き合う場所」として選ばれています。
【9】よくある質問:復職支援リハビリに関して
Q1. 発症から1年以上経っていますが、今からでも効果はありますか?
→ はい。脳の可塑性(のうのかそせい)は数年単位で変化します。特に目的が明確な場合(復職したい等)は、改善する可能性が十分にあります。
Q2. 週に何回くらい通うのが効果的ですか?
→ 理想は週2〜3回を継続することです。頻度を確保することで、体や脳が「変化のペース」をより早くつかみやすくなり、改善のスピードにも差が出やすくなります。
Q3. リハビリの内容は毎回同じですか?
→ ご本人の状態や目標に応じて、毎回調整されます。身体機能の回復だけでなく、実践に近い場面練習を組み合わせていきます。
【10】NOVA代表・波平昴の想い

私自身、作業療法士として病院勤務を経験し、その中で「復職したいけど道が見えない」患者さんと多く出会ってきました。
リハビリは「生活のため」でもありますが、 「社会とつながる手段」でもあります。
- 医師として
- 会社員として
- 親として
- 地域の一員として
どんな形であっても「役割を取り戻すこと」は、人としての尊厳を取り戻す力になります。
あなたの「もう一度、社会とつながりたい」という想いを、私たちは本気で応援します。
【11】まずは“復職の可能性”を確かめに来てください
「働きたいけど、今の自分に何ができるかわからない」 「職場に迷惑をかけそうで不安」
そんな悩みを、私たちはこれまでたくさん聞いてきました。 そして、その多くの方が「まず相談してみてよかった」と言ってくださいます。
沖縄リハビリステーションNOVAでは、復職支援のご相談・体験リハビリを受け付けています。
✅ 現在の状態から、何ができそうかを評価
✅ 必要なリハビリ内容をご提案
✅ ご本人・ご家族にも丁寧にご説明
「無理にリハビリをすすめるのではなく、 できること・難しいことを率直に話してくれて安心した」
という声もいただいています。
【お問い合わせ・体験リハビリのご案内】
まずはお気軽にご連絡ください。
✅ 電話:098-800-2668
✅ メール:rihabirinova@gmail.com
✅ お問い合わせフォーム:https://nova-okinawa.jp/
あなたの“働きたい”を、私たちはあきらめません。
脳卒中後の復職支援は、沖縄リハビリステーションNOVAへ。
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