脳卒中 当事者向け

沖縄で脳卒中リハビリを受ける方へ|姿勢の崩れと筋肉の関係、改善方法を解説

はじめに、脳卒中の後遺症に悩む方の多くが、「姿勢が崩れてきた」「真っ直ぐ立っていられない」「座っていても傾く」などの問題を抱えています。
特に沖縄のように、退院後のリハビリ環境が限られている地域では、姿勢の崩れにどう対応していけばいいのか悩む方が少なくありません。

本記事では、沖縄 脳卒中 姿勢リハビリという観点から、姿勢が崩れるメカニズムと、その改善に向けた具体的な取り組みについて、わかりやすく解説します。

1. 脳卒中による姿勢の崩れとは?

脳卒中によって脳の一部が損傷すると、筋肉の緊張や動きの調整を行う神経回路に障害が生じます。
その結果、姿勢を保つための感覚・運動の統合機能が低下し、「体が傾く」「座っているだけで疲れる」といった症状が現れるのです。

2. 姿勢の崩れを引き起こす主な要因

● 筋緊張の異常

片麻痺側の筋肉が過剰に緊張(痙縮)することで、身体の左右バランスが乱れます。
一方で筋力が低下しすぎても、支えきれずに崩れる原因になります。

● 感覚の障害

身体の位置や接地感がわからず、正しい姿勢を自覚できなくなります。
皮膚や関節の感覚が鈍くなることで、「自分が傾いている」ことに気づきにくくなります。

● 体幹・骨盤の不安定さ

体幹や骨盤まわりの筋肉の使い方に偏りがあるとその結果、姿勢を保ちにくくなります。

● 認知機能の影響

たとえば、半側空間無視や注意障害があると、身体の片側への意識が薄くなり、無意識に傾いてしまいます。

3. 姿勢の崩れが引き起こす2次的な問題

  • 転倒リスクの上昇
  • 日常動作(食事・更衣・歩行など)の困難
  • 疲労の蓄積と活動量の低下
  • 社会参加・外出機会の減少
    沖縄では退院後に姿勢リハビリを継続できる場所が限られているという声も多く、早期に正しく対処することが重要です。

4. 姿勢改善に向けた具体的なアプローチ

姿勢を改善するためには、以下のような多面的なアプローチが有効です。
また、それぞれの方法をバランスよく取り入れることが重要です。

筋緊張の調整

まずは、筋緊張のバランスを整えることが大切です。

  • 過緊張の部位をストレッチや促通により調整
  • 一方で、弱い部位には筋出力を促す再教育が必要です

骨盤・体幹アライメント調整

次に、骨盤や体幹の位置関係(アライメント)を正しく保つことが求められます。

  • 骨盤の傾きや体幹の傾斜を正中に近づける練習
  • さらに、座位でのバランス再学習を通して安定性を高めます

感覚入力の強化

  • 床刺激や促す感覚などを通じて感覚を再活性化、動きにつなげていきます
  • そして、姿勢のフィードバックを視覚や触覚で得る

認知・視覚面への介入

  • 環境設定によって偏りを減らす
  • 鏡を使って自分の姿勢を自覚

5. 姿勢の改善に必要な「意識の持ち方」

姿勢を改善するためには、日常生活の中での「意識」も非常に大切です。
そして、以下のような場面ごとに意識を持つことで、自然と姿勢の再学習が進みます。

  • まずは、座るときは左右の坐骨が均等に触れているかを意識しましょう。
  • 次に、立ち上がるときは体幹を引き上げるイメージを持つと良いです。
  • 歩くときは「視線をまっすぐ前へ」を意識してみましょう。

このような意識づけが、日常の中での再学習と自立支援へとつながります。

6. ご家族や周囲のサポートが姿勢改善を後押しする

  • 傾いていることにやさしく気づかせてあげる声かけ
  • 姿勢が安定しているときに「今いい姿勢だね」と伝える
  • そしてチェアや机の高さ、配置などの環境設定の見直し

ご本人が安心してリハビリに取り組めるような「気づきと励まし」の環境づくりが大切です。

7. よくある質問Q&A|姿勢リハビリ編

Q1. 座っているとすぐ傾くのは治せる?
→ はい。まずは、骨盤と体幹を再教育することで、多くの方が改善しています。

Q2. 家でもできる姿勢リハビリは?
→ たとえば、姿勢を意識して10分だけ座る練習を行うことが効果的です。さらに、骨盤の前後傾運動などもおすすめです。

Q3. 痛みやしびれが姿勢崩れの原因になりますか?
→ そのとおりです。特定の部位をかばって姿勢が偏ってしまうことがあります。その結果、慢性的な痛みにつながることもあるため注意が必要です。

8. NOVAで自宅でもできる姿勢リハビリ紹介

▶ 動画①

座った姿勢を綺麗に!縮こまった体幹を伸ばす自主訓練!

▶ 動画②:体幹のトレーニングとしても大きな効果があります

足を振り出しやすくなるためのお尻上げ運動!

別のリハビリ動画もYouTubeでご紹介しております
https://www.youtube.com/@rehaNOVA-1131/videos

9. 沖縄で姿勢リハビリを継続するには?

沖縄では、保険内でのリハビリは期限があるため、姿勢リハビリを継続したくてもできないという方も多くいらっしゃいます。

NOVAでは、

  • 自費でのリハビリ継続
  • 姿勢に特化したプログラム
  • 専門スタッフによる個別支援

など、安心して取り組める環境を整えています。

10. 姿勢リハビリは「未来への投資」

姿勢が改善すると、

  • 転倒が減る
  • 動作が楽になる
  • 活動範囲が広がる
  • 表情や呼吸にも良い影響が出る

「もう歳だから」「もう戻らない」と諦めず、今からでも取り組む価値があるのが姿勢リハビリです。

まとめ|姿勢に悩んでいるなら、早めの相談を

姿勢は、意識すればするほど変化していく分野です。
もし「このまま崩れていくのでは…」と不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

沖縄リハビリステーションNOVAでは、姿勢の分析から改善まで丁寧にサポートします。
あなたの身体に合った方法を、一緒に見つけましょう。

沖縄リハビリステーションNOVAについてはこちら
https://nova-okinawa.jp/

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